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<title>Viator Musicae Antiquae</title>
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<description>古楽の小径を行く</description>
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<title>お知らせ</title>
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<description>このところ、こちらは若干話題に乏しくなってきたので（苦笑）、３月いっぱいをもちまして、独立したブログとしては更新をやめることにしました。以後は、MedioLogのほうで[古楽]というタイトルをつけてポストすることにします。ご愛読ありがとうございました。...</description>
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<dc:creator>Masaki</dc:creator>
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<title>うーん、低迷？</title>
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<description>なんだか今年に入って（というか昨年秋くらいからか）、古楽の環境は低迷。ひところに比べ、リリースされるCDもあまりぱっとしない気がする。コンサートちらしを見ても、古楽系はさっぱり。招聘アーティストの情報もさっぱり……。 こういう時には、やはり低迷したようなCDをゲットしてしてしまうもので、今回は久々に評価の低い1枚をあえてやり玉に挙げてみよう。トヌス・ペレグリヌスの演奏によるアダン・ド・ラ・アル『ロバンとマリアンの劇』（Naxos、8.557337）。普通に録音してくれればよいものを、なんか知らんが英語のつまらないやり取りを入れて、英語話者向けのドタバタ仕立てにしている。こういうのはライブでやる分にはまったく問題ないけれど（日本語でやるのだってあっていいほどだ）、録音ではやめていただきたい（と心底思う）。仏語の台詞も英語アクセントで棒読みという……（映画などで、英語話者の音読するラテン語もこれに近いものがあったりするのだけれど）。肝心の歌のパフォーマンスもなんだか一本調子で、メリハリや情感も感じられず、何がやりたいのか意味不明な感じも。ちょっと勘弁していただきたい。 というわけで、久々に厄払い的に毒づかせていただいた。これはまったくもって買いではない。ジャケット絵はアダン・ド・ラ・アルの著書（13世紀）の15世紀の写本（の19世紀のファクシミリ版）からの挿絵なのだけれど、なんだかもと絵（↓）が泣いているぜ。...</description>
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<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-03-24T23:24:13+09:00</dc:date>
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<title>ロベール・ド・ヴィゼー</title>
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<description>このところの1枚は、パスカル・モンテイレのテオルボによるロベール・ド・ヴィゼー『テオルボ組曲集』（ZZT051101）。テオルボ・ソロの組曲（ト短調、ロ短調、ヘ長調）のほか、それぞれヴァイオリン、トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバとの組曲（ト長調、イ短調、ヘ短調）が収録されている。裏方で支える他楽器との組曲（テオルボはもともと伴奏用楽器なので、そちらが本筋なのだけれど）もいいけれど、やはり渋いのはソロの曲。残響の具合もなかなかいい感じ。ライナーにはテオルボの概説（16世紀から17世紀初頭に活躍したピッチーニによる説明とか、単線であることやチューニングの特徴など）と、モンテイレ本人によるコメントが掲載されている。17世紀当時の弦がどんなものだったか本当のところはわかっておらず、とはいえ現代のリューテニストが使うナイロン弦はパワフルだけれどあまりに「flashy」（ケバい？）だとしている。また、ヴィゼーの曲の特徴は連続するメロディとシンプルな和音にあり（style briséを用いない）、当時の時代の先端に合わせようとするあまり、晩年のリュート曲は別の楽器用になっているほどだという。収録曲のうちソロでないものは、実はバスにハープシコードを加えることが奨励されているそうだけれど、モンテイレはあくまでテオルボでの伴奏を強行しているのだそうだ。また、ソロについてもタブラチュアがヴィゼー本人の手によるものでないとし、信頼性が薄いとの理由から一部で音を変えている、とも記されている。うーん、そのあたりの判断の是非は微妙なところ、か（というか、具体的なところが知りたい気がする）。...</description>
<dc:subject>CD</dc:subject>
<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-03-11T23:05:24+09:00</dc:date>
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<title>ドレスデン聖十字架合唱団＋ドレスデンフィル</title>
<link>http://www.medieviste.org/musica/archives/2007_03.html#000913</link>
<description>昨日は久々のコンサートゴーイングで、ドレスデン聖十字架合唱団＆ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団によるバッハ『マタイ受難曲』。『マタイ』そのものも結構久しぶり。いや〜この演奏、なかなかの怪演（笑）。指揮は合唱団のカントール、ローデリッヒ・クライレ。モダンオケだったというのもあるだろうけれど、しなやかな音が印象的。各楽器のソロ部分も実に手慣れたものだった。合唱も、強弱のメリハリなど、その「演出」には伝統の重さを感じさせる。ソリストは、福音史家のテノール（マルティン・ペッツォルト）がエモーショナルな場面で数回変な響きを発したり（といっては失礼だが、制御しきれていない？）、アルト（ブリッタ・シュヴァルツ）が低い音になるとどこか声が細かったりと、ちょっとあれれ、という感じもしないでもなかったけれど、曲全体としては、合唱の人数のバランスもよく（かなり前聞いた聖トーマス教会合唱団のような大爆走もなく）、とりわけ後半のイエスの処刑場面に向かう盛り上がり、テンポ、そのクライマックスでの間合いはまさに絶妙の一言につきる。『マタイ』で終演後にブラヴォの声がかかるのは滅多にない気がするけれど、今回は盛んに出ていた（スタンディングオヴェーションも）。お見事！...</description>
<dc:subject>concerts &amp; events</dc:subject>
<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-03-01T13:01:32+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.medieviste.org/musica/archives/2007_02.html#000910">
<title>セファルディの音楽</title>
<link>http://www.medieviste.org/musica/archives/2007_02.html#000910</link>
<description>アリア・ムジカの出世作だという『ユダヤ=スペインの宗教曲』（邦題：スペインのセファルディの音楽』（HMA 1957015）。これはまた、なんとも渋い一枚だ。ナイ（縦笛）、ウード、カーヌーン（琴の一種）などの民族楽器に合わせて、アラブ的な雰囲気を湛えた独特の声楽曲が朗唱される。これがまた、なんだか妙に耳に残るサウンドだ。セファルディ（イベリア半島のユダヤ系民族）の黄金時代は10世紀から12世紀にかけて（マイモニデスとかが活躍していた時期だ）。当時はユダヤの世俗曲にのせて宗教詩を歌うというのが主流だったそうで、それが後の16世紀後半ごろに、カバリストたち知識人層が定着するに及んで、観想へと向かう神秘主義の台頭にあって、声楽曲が高度に洗練されたものとなったのだという（ライナー）。ここに収録されているのはそういった洗練された声楽曲の数々。宗教儀礼に際して歌われるものなども含め、独特な魅力あふれる曲が満載だ。アルフォンソ10世のカンティガ集とか、モンセラートの朱い本に通じるものがあって、大陸的な情感が、ここでもまた貫かれている感じ。 ジャケット絵は1300年のセルベラの聖書（リスボン国立図書館所蔵）の挿画。このセルベラの聖書というのは、挿絵の豊富さで有名な中世スペインを代表するヘブライ語聖書だそうで、ネットにもその挿絵が転がっているので、ここにも挙げておこう。...</description>
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<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-02-23T23:12:23+09:00</dc:date>
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<title>「アポロとダフネ」</title>
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<description>SACDのハイブリッド盤ながら廉価だったので購入したヘンデルの『アポロとダフネ』（ムジカ・アド・レーヌム、イェド・ヴェンツ指揮）。これが意外にも良かった。収録曲は表題作（別名：「大地は解放された」）のほか、舞曲から構成された「『錬金術師』より、変ロ長調」も。いずれもヘンデルの初期のころの作品（1710年以前、つまり25歳までの作品だ）。ヴェネチアで歌劇『アグリッピーナ』で成功を収めた若きヘンデルが、ハノーファーで手直しし、ロンドンに到着して『リナルド』で成功するまでの期間に作曲されたものなのだろうということ。ライナーはもっと面白い仮説を紹介している。ヘンデルは当初、ジョージ1世としてやがて迎えられるハノーファー選帝侯のいわば「宣伝係」としてロンドンに趣いたのではないか、という話がそれ。そういう文脈に『錬金術師』の舞曲の華やかさが実に合う、とうわけか。この『錬金術師』、歌劇『ロドリーゴ』に使われていたものが、ベン・ジョンソン作『錬金術師』で使われたという、いわば「ロンドンバージョン」。どちらもヘンデルの突き抜けた華やかさ・明晰さが際立った曲。...</description>
<dc:subject>CD</dc:subject>
<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-02-15T22:57:15+09:00</dc:date>
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<title>チャント・ウォーズ</title>
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<description>セクエンティアとディアロゴスという二大声楽アンサンブルの競演による『チャント・ウォーズ（聖歌戦争）』（deutsche harmonia mundi）を聴く。ここでいう聖歌戦争とは、要するにカロリング朝が進めた典礼の統一政策が、各地方の伝統的な典礼様式との間に軋轢を生じさせたことを指している、とライナーは述べるのだけれど、うーん、カロリング・ルネサンスとして知られるシャルルマーニュの文化的刷新の内実が、そこまで帝国然としていたのかどうかはやや微妙な気もするが、いずれにしても、9世紀ごろの典礼がかなり多様化していたのは確からしいし、その意味では、そうした多元的な広がりを一堂に集めてみるというのは面白い試みではある。というわけでこのCDも、9世紀〜12世紀ごろの写本からの多彩な曲目で構成されている。いちおう、テーマ別に「ローマとガリアの伝統の痕跡」「ゲルマンの声」「新たな聖歌の伝統」「フランクの写本と記憶」などと章立てがしてあるのだけれど、両アンサンブルの端正な歌声に聞き入っていると、なんだかそういう説明はまったく不要に思えてくる（笑）。ギリシア語で歌う「アレルヤ：留意せよ、民よ」とか、シャルルマーニュの死を悼む哀歌（復元）「日の出から日没まで」などはとても味わい深く、特筆に値するかな、と。...</description>
<dc:subject>CD</dc:subject>
<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-02-07T12:51:15+09:00</dc:date>
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<title>クールダウンはハイドンで</title>
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<description>昨日は1年ちょっとぶりでリュート発表会。今回も参加。曲は足かけ2年半ほど取り組んできたフランチェスコ・ダ・ミラーノもので、リチェルカーレ2曲。相変わらず緊張して途中から手が微妙にふるえぎみになるも（笑）、それでもなんとかおしまいまで弾けたので、とりあえずはよしとしよう（自己満）。趣味で習う音楽演奏の良いところは、多少の失敗は当たり前なところ。実生活でこれほどミスって笑って過ごせるのは、ほかにそうはないからなあ。そういう意味でも発表会は貴重な機会だ。もちろん「次回はもっとうまく」と毎回密かに決意するわけだけれど（笑）。今年はルネサンスリュートはスペインものに行きたいところ（ビウエラ曲か）だし、ひたすら基礎練習に励んでいるバロックリュートも、そろそろ曲をちゃんと弾けるようになっていきたいところ。 さてさて、発表会が終わればクールダウンに何か聴きたい。で、今年は、リュートの師匠から前に話を伺ったリンドベルイによるハイドンのリュート曲を。「リュートと弦楽のための全作品」がそれ。CD単体ではもう売っていないみたいなのでiTunesで購入する。録音のデータを手元に持っていたい気がしたので個人的には購入したが、ストリームだけでよければNaxosのライブラリにもある（http://ml.naxos.jp/?a=BIS-CD-360）。うーん、いい時代なんだかそうでないのか、よくわからんが……。それはともかく。ハイドンがリュート（おそらくはジャーマン・テオルボでしょうね）を用いる曲を書いていたというのがすばらしい。実際、通奏低音だけじゃない形で、リュートが他の弦楽器にからんでいくところがいい。「カッサシオン変ロ長調」「カッサシオン・ハ長調」「弦楽四重奏曲8番」（これは別人によるリュート四重奏曲に編曲されたものなのだとか）そして「リュート・ソナタ」。どれも絶妙で味わい深い。...</description>
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<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-01-29T15:51:34+09:00</dc:date>
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<title>リンドベルイのヴァイス</title>
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<description>ヤーコブ・リンドベルイが16世紀のオリジナル楽器（！）で弾く『ヴァイス--リュート音楽』（BIS-CD-1524）。ヴァイスの有名な代表作を集めた一枚。シャコンナ・変ホ長調、ハ短調ソナタ、ロ短調ソナタ、イ短調ソナタ「異教徒」（「不実な女」という訳は採用しません（笑））などなど。リンドベルイの演奏はそれほど速くないテンポで歯切れのよい音作り。結果としてほかとはまたひと味違う、透明感溢れるヴァイスになっていて、結構新鮮だ。また、演奏可能なものとしては現存するうちで最古のバロックリュート（1590年、シクストゥス・ラウヴォルフ作）の音が、これまたいい。もともとは7、8コースのルネサンスリュートなのだそうで、1715年に一度修復されているとか。ネックもそのときのものだろうというが、共鳴板（表面版？）はオリジナルのものなのだとか。2月にエマ・カークビーとともに来日リサイタルがあるようだけれど、そのときに使用するのも同じリュートだそうだ（詳しくはこちら）ルネサンスチューニングで演奏するらしい。なるほどもともとがルネサンスリュートなのだから、そういう芸当も可能というわけか。ルネサンスチューニングのほうが負荷がかかるわけで。でも、個人的には来日リサイタルでも、バロックチューニングでヴァイスを弾いてほしかった気が……全部ソロで（笑）。 ちなみに上のCD、メディアとかライナーが不要ならば、iTunesでも購入できる（アルバムで買うならこちらが断然安い）。うーん、おそるべし、iTunes。ていうか、もうそういう時代なんだねえ。...</description>
<dc:subject>CD</dc:subject>
<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-01-23T20:03:12+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.medieviste.org/musica/archives/2007_01.html#000892">
<title>年明けに相応しい（？）--シャルパンティエ</title>
<link>http://www.medieviste.org/musica/archives/2007_01.html#000892</link>
<description>正月明けからいきなり忙しくて、あまりまとまった余暇が取れない。そんな中、断続的に聴いているのがこれ。コンセール・スピリチュエルによるシャルパンティエ『8声のミサ＆テ・デウム』（Glossa）。指揮は当然、エルヴェ・ニケ。いや〜、これもまた名盤と呼ぶに相応しいかも。ちょっと断続的に聴くのはもったいない。たっぷり時間を取って味わいたいところ。というか、新年の第一弾をこちらにすれば良かったかなあ、と。それほどに見事な音の伽藍が醸し出される。いきなり感動作で、ガツンと食らったような気分だ。 収録されている8声のミサ曲と8声のテ・デウムは、いずれも1670年にシャルパンティエがローマからパリに戻ってからのもので、サン・ルイのイエズス会士たちのために書かれたものだという（ライナー）。前者は1671年のフランチェスコ・ボルジアの列聖式に際して練り上げたものとの説、後者は1672年のオランダでの王立軍勝利を祝うものとの説が取り上げられている。 ライナーの中には、最近見つかったものだとされる水彩のシャルパンティエの肖像というのが載っている。ネットにも転がっていたので転載しておこう。所蔵はフランクフルトの大学図書館。...</description>
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<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-01-15T23:26:39+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.medieviste.org/musica/archives/2007_01.html#000887">
<title>オルガン世俗曲</title>
<link>http://www.medieviste.org/musica/archives/2007_01.html#000887</link>
<description>今年の年越し（笑）CDは、これまたオルガン曲集と相成った。『享楽の園（Hortus voluptatis）』（Hortus 029）。ルネサンスもので（16世紀）、フランスを中心とする世俗曲のオルガン用アレンジ曲集からの選曲。演奏はジュリエット・グルレティ=ボスヴィエルという奏者。ライナーによれば、使用されているオルガンはムニエ製作（1979年）のフランシュヴィル教会のもので、特に古い楽器のコピーというというわけではないそうだが、ルネサンス時代の技術革新（レジスタメカニズムの導入）を寄せ集めたもの。調律はミーントーン。曲目は、まさにシャンソンのオルガン用アレンジ。セルミジとかジャヌカンとか。楽譜出版者だったアテニャンによる曲集や、1550年頃のミュンヘンの出版譜などが中心。これまたライナーによると、当時のオルガン向けアレンジは3種類に大別されるのだそうで、1つめは声楽曲をカデンツァや装飾以外は忠実になぞるタイプのもの。セルミジやジャヌカンのアレンジ譜はこのたぐい。2つめはもとの曲に音を加えたりしてメロディラインを変えてしまうもの（ただし曲の構造自体は変えない）。カベゾンやアンドレーア・ガブリエリなどのアレンジがこの類に属する。3つめは曲の構造すら変えてしまうというもので、これは時代的にも後になるようだ。ジロラーモ・カヴァツォーニ、ニコラ・ド・ラ・グロットなどが代表的とか。CDの収録曲では、これらの様々なアレンジが楽しめる。必ずしももとの曲を知らなくても、オルガン技法の独特な雰囲気を味わうだけでも意外に面白いかも。...</description>
<dc:subject>CD</dc:subject>
<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2007-01-04T23:37:12+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.medieviste.org/musica/archives/2006_12.html#000884">
<title>手回しオルガン</title>
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<description>教会暦では1月の上旬までは広義のクリスマス。そんな時期はやはりオルガン。今年は『聖歌隊とハンドル（Les Chantres et la Manivelle）』（Ligia Digital）を聴く。演奏はアンサンブル・ヴォックス・カントーリスという団体。CDの内容は、1750年のヴェジュビ（南仏）渓谷の写本で残るミサ曲（これは復活祭ミサなので、ちょっと時期はずれるのだが（笑））を中心とした、19世紀ごろの教会で演奏されていたという手回しオルガンのレパートリー。世俗曲や流行の旋律なども取り込んで、ちょっと変わった曲目になっている（収録されている「スターバト・マーテル」には、なんと「フィガロの結婚」の一節が使われている！）。そもそも、手回しオルガンが教会ミサで使われていたというのにちょっと驚いた（録音に使用されたのは、サン・シャフレの手回しオルガン。1820年ごろの作を修復したものだという）。辻音楽だけじゃなかったんだねえ。オルガンと聖歌隊とが交互に歌い上げるという形なのだけれど、教会内でも一部で批判されていた慣例だったようだ。いずれにしても、この修復された手回しオルガンの音色はなかなか見事。...</description>
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<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2006-12-27T22:39:34+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.medieviste.org/musica/archives/2006_12.html#000880">
<title>バロックダンス</title>
<link>http://www.medieviste.org/musica/archives/2006_12.html#000880</link>
<description>年末に向けて徐々に部屋の掃除などもしなければならないわけだけれど、そんな中、かなり前に購入して積ん読（聴）にしておいたまま、いつの間にか行方不明になっていたDVDが出てきた（笑）。『宮廷の華--バロック・ダンスへの招待II』（浜中康子監修、音楽之友社、2004）。空き時間に部分ごとに鑑賞してみる。「ボーシャンのサラバンド」など舞台公演での実演、ステップの解説、舞踏譜の解説などから成る。異なる記譜法の解説もあって興味をそそる。テクニック編に見られる様々な足の動きは、まさにバロック時代の装飾音をいかにも視覚的に写し取ったような感じ。もちろん、音楽そのものと踊りとが装飾的にシンクロしているわけではないけれど、時代的な空気として共通する部分はあるということか。全体的には鑑賞用というよりもお勉強ビデオだけれど、なかなか面白い。...</description>
<dc:subject>various recordings</dc:subject>
<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2006-12-21T21:32:28+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.medieviste.org/musica/archives/2006_12.html#000876">
<title>ブクステフーデ・イヤー</title>
<link>http://www.medieviste.org/musica/archives/2006_12.html#000876</link>
<description>2007年がメモリアル・イヤーな作曲家として、個人的に筆頭に起きたいのはブクステフーデ（1637 - 1707）。没後300年ということになる。ただブクステフーデは、オルガン曲もカンタータも全体的に曲想が渋すぎるので（笑）、あまり華やかな感じではないかもしれないけど。ま、その渋いところがいいのだけれど。最近聴いているものとしては、リュート奏者として名の知れたコンラート・ユングヘーネルが率いるカントゥス・ケルンの『ブクステフーデ：イエスの四肢』（HMC 901912）。ブクステフーデのこのカンタータは、沈痛さと穏やかさが混在する渋柿のような曲想。それを抑制の利いた歌声と伴奏で盛り上げている。うん、なかなかの一枚かも。 ジャケット絵は、表はジョット派による「ノリ・メ・タンゲレ（私に触れるな）」（1320年頃）。ちょっと違うけど、ジョットのものを挙げておこう。また裏はフラ・アンジェリコの「キリストの嘲弄」（1439年頃）。サン・マルコ修道院にあるフレスコ画。キリストのまわりを囲む手の数々が面白いが、それよりも下に座する聖母マリアと、聖ドミニコだという書を読む聖職者の姿がむしろ印象的だ。...</description>
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<dc:creator>Masaki</dc:creator>
<dc:date>2006-12-13T20:42:17+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.medieviste.org/musica/archives/2006_12.html#000873">
<title>レンブラント……</title>
<link>http://www.medieviste.org/musica/archives/2006_12.html#000873</link>
<description>モーツァルトイヤーだった2006年ももう師走。もちろんモーツァルトだけじゃなく、ショスタコーヴィチとか、古楽関連でもマラン・マレなんかの「切りの良い」メモリアルイヤーでもあったわけだけれど、意外に忘れられているのは絵画のほうだったりする。今年はレンブラントの生誕400年（1606年7月15日）だということで、レンブラントの同時代あたりの作曲家を集めた企画もののCD（2枚組）が、廉価なブリリアントから出ていた。『レンブラントの黄金時代の音楽』（ブリリアント・クラシックス、93100）がそれ。演奏はオランダのムジカ・アンフィオンという古楽器演奏団体。率いているのは若手チェンバロ奏者のピーター=ヤン・ベルダー。どこか耽美的な感じの音が、コンセプトとしてのレンブラントにマッチしている気がする。曲目の中では、特に1枚目ののっけから渋い演奏が続く（コーネリス・シュイト、スウェーリンク、ニコラ・ヴァレ……）。2枚目のファン・エイクのリコーダー曲、ファン・ノールトのオルガン曲（ベルダーの演奏）など、総じて歌曲よりも器楽曲のほうが聞きどころ満載。 ライナーによると、レンブラントには音楽家との親交などはほとんどなかったらしいのだが、音楽とレンブラントを結びつけようとするこのCDの試み自体は、同時代のオランダの宗教的・社会的環境の理解のために企画されたのだという。ジャケット絵はレンブラントの肖像画。1661年のものだというから、55歳のころのものか。まさにおのれの最も顕著な性向が顕在化する年齢という感じだ。ちなみにこちらのページに、レンブラントの肖像画の変遷があって興味深い。...</description>
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